腰痛について①

腰痛について当院の考えをお伝えします。

多くの方は腰痛になると整形外科の病院を受診されると思います。

そしてレントゲンやCT、MRI等の機器で画像診断され、腰椎の何番がズレているとか、椎間板ヘルニアであるとか、すべり症であるとかの診断を受けると思います。

しかし腰痛があっても画像所見に異常がなく、骨に異常なし等を言われるだけの方もいらっしゃいます。

これはどこの病院だからではなく、ほとんどの整形外科さんでの見かたは一緒です。

腰痛の原因は、画像所見に異常なしのケースは、病院で原因がわからないのかもしれませんが、画像に異常があったケースについてもその異常が原因とは限りません。

何故ならば、その骨の異常が原因であれば、その原因を取り除いてみて痛みが消えて、そこで初めてその骨の異常が原因だったと言えます。

画像で見た時点では仮説に過ぎません。

前置きが長くなりましたが、ここから当院が考える原因をお話します。

①飲食や手術後などによる内臓の癒着

②過去に足の怪我をした事により、足の着き方がおかしくなり、脚の骨の付いている骨盤並びに背骨の歪みを引き起こした事によるもの

③寝ている時の体勢が悪く、身体の頭部·胸部·脚部の3つのブロックでジグザクに歪んでいる事によるもの

④①〜③の原因が長く続き、骨盤周辺が歪んで固まってしまっている事によるもの

⑤痛みに長く苦しんでいる事により、この体勢をすると腰が痛くなる等の思い込みによるストレス原因によるもの

大まかに言って①〜⑤の5つの原因があると思います。
多くの方が5つの原因すべてがあります。

またよくある骨盤矯正をすれば腰痛が良くなるというのも思い込みです。

骨盤矯正が必要でないという意味ではありませんが、それだけでは足りません。

また骨盤矯正や骨格矯正すれば未来永劫、骨が正しい位置にあるかというとこれも思い込みです。
多くの方がこの勘違いをしています。

人間の身体は、建物等の構造物ではありません。身体は動くものです。

ご自分の意思で身体を動かすは、骨を動かしているという事。

仮に骨が歪まない状態にしようと思えば、すべり症の手術をされた方のようにボルトで固定する事になります。

手術をされた方は一部分にボルトが入っているだけですが、身体を歪まないようにするためには、全身ボルト固定するような事になり、ロボットのように動けなくなってしまいます。

このような事に意味はなく、人間は動物で、動くので動いて歪みが出るのは当たり前の事です。

どうせ歪むのだからと歪んだままにしておけば、歪みがなければ引っ張られる事もなかった筋肉が引っ張られる事になり、より酷い状態になってしまいます。

何よりも大事な事は、歪んだ状態を長く放置しないことです。

当院では、ご自分でできる歪み解消の方法もお教えしています。

こういった事をしながら、ご自身が引き起こしている原因を少なくするよう意識して頂く事と施術の両方で痛みに対して向き合っていく必要があります。

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